ASDの子供だからって、何か特別大変な事があるわけじゃないと思っています。
どんな子の親だって、子供が困っていたら助けてあげるはず。
それでもやっぱり発達障害の子供は周りから特別大変そうに見えるのかもしれません。
5.6年生の長男のようす。
5.6年生の担任の先生は同じ先生でした。
まず最初に聞かれたのが、「他の生徒に〇〇君が発達障害(ASD)だとお話してもいいですか?」
と聞かれました。
4年生の時迷惑をかけてしまったこともあり、子供たちに伝えてもらいまいました。
幸い子供たちは偏見がなく、三年生まで普通に過ごしていた事もあったのか
卒業までイジメなどもなく過ごすことができました。
5.6年生では、教室でパニックや自傷行為をすることはなくなりました。
- 授業中教科書を出さず全く関係ない本を読んでいる。
- 図工や家庭科の作品制作をしない。
- 体育の授業に参加しない
- 誰とも話をしない。学校で声を出すことがなくなった。
長男のお学校での様子です。
友達に話しかけられても何もしゃべらない長男に、
当時は「何故そんな態度をとるの?」と聞いたこともありました。
5.6年生の長男について今思うと、長男は自分が嫌な環境(学校)の中で
一生懸命自分を守っていたんだなと思います。
図工と家庭科は作品は提出しないと通知表がつけられないからと、私が介助しに行くことになりました。
運動会の練習の時も手伝いに行ったりしてました。
私的には学校での長男の様子がわかって安心できて良かったです。
ただ周りの保護者の方からしたら、学習参観で発表ができない、私が長男に付き添ってる姿をみて
「〇〇君大変だね。」と声かけられる事がありました。
学校の対応の変化
4年生が終わるとき、5年生から通級に通えることになりました。
(4年生の時の対応はこちら)
ただ、通っていた学校には通級がなかったので、放課後外部の通級に通う形でした。
通級では特に情緒のフォーマットをやっていたようです。
また、4年生の時に親身になっていただいた、スクールカウンセラーの先生は移動になってしまいました。
代わりにきたカウンセラーの先生は、定年後の男性の方でした。
一度お話をしに行きましたが、発達障害の事に詳しくなく
「大人に構ってほしいだけ」と言われ、カウンセラーを受けることはなくなりました。
私の偏見かもしれませんが、年配の方のほうが発達障害やグレーゾーンに偏見があるように思います。
義父にも長男が発達障害の診断を受けたと報告した時に
支援学校へ転校しないのかと言われました。
小学校5.6年の時は私的には大きな問題もなく、過ごせたと思います。
卒業式が近づいてきたころ担任の先生に
「卒業式で返事だけはちゃんとしてほしい」と言われました。
練習では一度も返事をしなかったみたいでした。
発達障害で学校と話し合いを始めてから
一言も学校で言葉を発しなかった長男でしたが、卒業式ではしっかり返事をしてくれました。
彼にとって大変な3年間だったと思います。
本当に頑張ってくれてありがとうと、17歳になった今でも伝えています。