ギフテッドとアスペルガーは似ている?

ギフテッドとアスペルガー

ギフテッドとアスペルガーの違いって何でしょう?
2.3年前くらいの私からしたら、ギフテッド=天才。
アスペルガー=こだわりが強い人。そんな感覚でした。
ただ、長男の場合”天才”だと言われることがありました。
それは幼稚園の先生だったり、小学校の同級生だったり、塾の先生だったり。
でも、私からしたらそれはアスペルガーの特性のひとつだと思っています。
ある日ママ友に「〇〇君ってギフテッドじゃないの?」と言われました。
理由はほぼ受験勉強せずに偏差値67の学校に合格したことから。
ギフテッドについて全く知識が無かった私。
それをきっかけにギフテッドについての書籍を読んだり
ネットで色々調べたりしてみました。

さて、うちの子はギフテッドなのか・・・?

ギフテッドとは?

  1. 知能指数が高い・IQ130以上
  2. 普通より優れた能力
  3. 課題への傾倒
  4. 創造性

などが挙げられます。

知能指数はWISK結果からみるようです。
長男の場合ワーキングメモリー指標(一時的に情報を記憶しながら処理する能力)
が136ありました。他の項目は110~120で標準より少し高い程度。
ただ処理速度指数が87でした。この結果から発達障害という事になりました。
他の項目を見てもアスペルガーの長男に当てはまりそうなのもあれば
全く当てはまらないのもあります。
特にコミュ障の長男には人をまとめる能力なんて皆無。

うーん、難しい・・・。

ギフテッドとアスペルガーの共通点

本やSNS、サイトなどを見ていて私が思う
ギフテッドとアスペルガーなどの発達障害の共通点。
学校に馴染めない(馴染めなかった)

  • 授業がつまらない
  • 友達と自分との違いに気づき無理に合わせようとして疲れてしまう
  • 友達と会話が合わない(仲間外れにされる)
  • 興味があることをしつこく質問してしまうため先生から忌避される
    または不真面目に見える

ギフテッドの中には授業の内容がつまらなくて出歩いたり
ノートに落書きを始めたり、中には教室から飛び出してしまう子もいるそうです。
このような行動から発達障害と思われてしまう子供も多いと言います。
そしてギフテッドの子供も発達障害の子供と同じように
支援を受けなくてはならない対象だという事を知りました。
普通と違うだけで生きにくいのはギフテッドも発達障害も一緒。

ギフテッド=なんでもできる天才ではないんだな。

2Eギフテッドとは?

ギフテッドとアスペルガー
参考:BRAIN CLINIC

「twice-exceptipmal」の略。
ギフテッドの様な飛びぬけた才能と
発達障害の特性を併せ持つ子供の事。

IQ130前後のギフテッドは35人学級で1~3人いるという専門家も。
そう考えると発達障害の割合とあまり変わらない。
また2Eの子供は発達障害の特性に才能が隠れてしまうことも。
そのため周りや親、本人さえ気づかないこともあるそうです。
会社に馴染めず検査してみたら発達障害だったという
大人発達障害が増えています。
同じように大人になってから検査をしたら
2Eギフテッドだったという方もいるようです。

このことから近くにいる大人が子供の特性や才能に
気づいてあげれることが何よりも大切なんだと思いました。

ギフテッドとアスペルガーは似ているというより・・・

2Eギフテッドのように特別な才能や特技がありつつ
アスペルガーや他の発達障害の特性を持っているという事でした。
けれども英才型ギフテッドばかり注目されてしまい
2Eギフテッドの場合才能に気づいてもらい難い。
もしかしたら知識のない人は2Eギフテッドの事を発達障害だと思うかも?

じつは天才やギフテッドと言われるより嬉しかった言葉があります。
それは長男が小学校5年生の時。
授業を受けず、本ばかり読んでいた長男。
イジメられてはいなかったけれど、完全に浮いていました。
そんな時ある男の子が私に言ってくれました。

「〇〇ちゃんはいつも本を読んでいるから何でも知っているんだよ。
電子辞書みたい。」

もちろん授業中に本読んでいることは決して良い事ではないです。
それでもそのことを責めるより、息子の良いところを見つけてくれた。
長男に対して天才やギフテッドなどの言葉より最も的確な言葉でした。

なのでうちの子はギフテッドではなく

自分が興味がある分野に対しての記憶力が人よりいい子。

なんだと思います。
これからもその特性のばしていけるように寄り添っていけたらと思います。

おすすめしたい本

ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち [ 阿部朋美 ]

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実際にギフテッド当事者のインタビューが載っています。
彼らの話を読んでいると、確かに長男との共通点を感じました。
そして親がどう関わっていくべきか参考になりました。
また世界のギフテッド教育などにも触れています。
興味がある方はぜひ読んでみてください。